前日に行ったバックナンバーカフェの余韻もそこそこに早起きして、滋賀県立美術館で開催されている川内倫子展M/Eへ行ってきました。
悶々と一人で写真撮るのも楽しいけど、時々写真集を買ったり写真展を見に行くことで新しい刺激が入っていいよね。
今回のカメラはRICOH GR3x(GRⅢx)で。
凍りつく朝
どうやら前日はかなり冷え込んだみたいで雪が降っていたところもあったみたい。今朝はその影響でかなり冷え込んでて道路の水たまりはまだ凍ってた。とりあえず体を温めるために名古屋駅まで30分くらい歩いていくよ。
どうでもいい写真を撮りながらゆっくりと歩いていく。いつも出張で名古屋駅に向かう時は乗りたい新幹線があって慌てながら向かうことが多いけど、今日はきた新幹線に乗ればいいから気持ちが楽だな。
飛び乗った新幹線は意外と混んでた。いつもは平日のひかりとかこだまに乗ることが多いから休日ののぞみの人の多さはびっくり。
滋賀県立美術館で開催されてる川内倫子展にいきたいから京都駅で降りて在来線で瀬田駅まで戻る形。
見えるように「京大に合格しますように!」って絵馬がかかってる。色々と考えさせられる。
娘が大阪の大学に行くようになってから二人で訪れることが多くなった京都駅。乗り換え時のちょっとした時間でもシャッターを押したくなる風景がたくさんある。




昨晩の雪の影響で山には雪が。これくらいのボリュームの雪が降った後の朝が最高なんだよね。地元じゃもっとたくさん降ることも多いからきれい!って感じることはないけど京都はさすがだな。


瀬田駅から滋賀県立美術館まではバスが通っているけど30分くらい待たないといけなかったからタクシーで。マネーの力はすごい。




美術館という場所はすごく好きな場所の一つ。これからどんな感動が待っているのかワクワクしてくる。テーマパークに入る前みたいな感情。
川内倫子展 M/E
名前は知ってるし作品もいくつか見たことはあるけど、しっかりと体感したことはなかったから楽しみにしてた展示。ちょっと前まで東京でやってたけど川内倫子さんが滋賀県出身だということで開催されたみたい。
ちなみに写真展は動画コンテンツ以外は撮影可能。
正方形フォーマットの作品が並ぶ。


展示方法もいろんな工夫がされていて楽しい。
有名な野焼きの写真。窓の外の雪景色とアンバランスでいいよね。
写真がプリントじゃなくてディスプレイに表示されている状態で展示されているものも。これを撮ってる時に美術館の人が近寄ってきたからもしかしたらNGだったのかなぁ。でも何も言われなかったから大丈夫だと思うんだけど、もしこれから行く人が撮影するときは事前に確認した方がいいかも。
作品から受け取るものは人それぞれだからここでは細かくは言わないけど、言えるのは一回行った方がいいよ!ってこと。


最近写真にハマりつつある娘も写真に魅入っていたけど、どう感じたかは聞かない。そんな野暮なことはしないよ。
京都駅へ
枝の先についた雪はまるで花のようできれい。白黒で撮ると本当の花みたいに見えないかなって四苦八苦。


雲の隙間から太陽がさしてきて一気に温かくなる。美術館は自然豊かな場所に置かれていることが多くて、展示に感動した心を少しずつ現実に戻してくれる効果がある。感動で胸いっぱいの状態で美術館から出てすぐ目の前が雑踏だとちょっと萎えるもんね。




雪のせいで電車が遅れたりもして1時間かけてようやく京都駅へ。ちょっと遅い昼ごはんを食べて(ついでにビールも飲んだりして)いい気分になって京都駅をぶらぶら。
いつもは大階段を目指してのぼり始めるんだけど今回は逆から行こうってことで東側から登ることにした。
京都駅はこっちからの眺めのほうがいい気がするよね。モノクロが楽しくなってイメージコントロールを切り替えながら撮影を楽しむ。


ガラスと鉄でできた京都駅はGRの被写体としては最適なんじゃないかな。どこを撮っても絵になる。


ガラスは透過させることもできるし鏡のように反射させることもできる。ここにいるとマジックミラーの館みたいに、どれが真実でどれが虚構なのかが一瞬わからなくなることがあってそれがまた大変良い。
京都タワーはカラーがいいのかモノクロがいいのか。形に特徴があるからボクは断然モノクロ派。


京都タワーに目が行きがちだけどその下に広がる街並みもボクが好きなもの。
ここから鉄とガラスの世界が続くからどうしてもモノクロで撮っちゃうよね。ボクのGRはAモードで撮影しているから露出補正だけしてぱしゃぱしゃとるタイプ。




人のいない大階段。
ここでティルトレンズ使って動画撮ったら楽しいだろうなぁって思いながらGRのシャッターを押した。





直射日光は入ってこない京都駅構内。側面から柔らかく入ってくる光が内部を暖かく包む。それを吹き抜けを介して上階から撮れる。なんて幸せなことか。
自撮り。
このなんとも言えない空気感を撮れた時の喜びったら。GRってやっぱりすごいカメラだよね。
囚われの京都タワー。






モノクロに設定しているとこんななんでもないところでシャッターを押したくなる。森山大道さんもシャッター回数が多いって聞くけどそんなせいもあるのかな。ボクももっともっとシャッターを押していきたい。
夕方に京都駅に訪れたら大階段を通って内部に夕日が差してくる。これがボクが京都駅は夕方に撮るべしの理由。


鉄骨トラスの建物は細くて小さい部材が集まって大きな架構を作る構造方式。それは木造建築のそれと似ていてどことなく懐かしさを感じるのかな。
帰りは一人で新幹線で。テロするための551も買ったよ。
さよなら京都。身体を後ろに押し倒されるような疲れを感じながらボクは名古屋へ帰宅した。
写真は全てGR3xの撮って出し写真でこちらのカラー設定で撮ってます。
今回のカメラはRICOH GR3x(GRⅢx)でした。
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